(6)聖堂内の服装

(6)聖堂内の服装

今日は「聖堂内の服装」について考えてみたいと思います。

信仰年が昨年11月に終了したのは皆さんもご存知です。信仰年のきっかけともなるような教皇ベネディクト16世の言葉を思い起こします。

「今まで西欧社会一般では宗教的な価値観の上で物事が判断されてきましたが、しかし現代社会においては世俗的価値観の下で物事が判断されるようになりました。」

ここに信仰の危機感を感じた教皇は「信仰年」を打ち立て、「自分の信仰」を見つめ直してくださいと訴えました。

 「聖堂内の服装」についてですが、「ドレスコード」はその時、その場所での服装の決まりがありますということです。ドレスコードを作るなど「禁止」ということではなく「神の家」である聖堂に入堂するに相応しい服装について一人一人が考えてほしいと思います。

神聖な祭りを行うために私たちは教会に集まります。神聖な祭りのためにはどんな服装が相応しいのか各自判断していただきたいと思います。

服装は慎みある、見苦しくない服装であれば問題ありません。

教会には人を身なりで判断し、批判するような人は多分いないと思います。そう思いたいです。

集会の作法についてテモテの第一の手紙に次のように述べています。

「女性は慎ましい身なりで、しとやかに慎み深く身を飾りなさい。編んだ髪、金、真珠、高価な衣装をもってではなく、むしろ、敬神の念を表明している女性に相応しく善行をもって身を飾りなさい」(1テモテ2,9-10)。

 申し訳ありませんが、男性については述べられていません。

典礼を豊かに 司祭の説話 目次へ

Comments are closed.