2020年11月29日(B年)待降節第1主日 典礼について
第一朗読 イザヤ63・16b、17、19b、64・2b-7
神は素晴らしい贈り物をくださる。それはご自身のひとり子である。
答唱詩編 詩編80・2+3、15+16、18+19
主はわれらの牧者、わたしは乏しいことがない。
第二朗読 ①コリント1・3-9
キリストは死者の中から復活し、眠りについた人たちの初穂となられました。
福音朗読 マルコ13・33-37
マルコによる福音
〔そのとき、イエスは弟子たちに言われた。〕33「気をつけて、目を覚ましていなさい。その時がいつなのか、あなたがたには分からないからである。34 それは、ちょうど、家を後に旅に出る人が、僕たちに仕事を割り当てて責任を持たせ、門番には目を覚ましているようにと、言いつけておくようなものだ。35 だから、目を覚ましていなさい。いつ家の主人が帰って来るのか、夕方か、夜中か、鶏の鳴くころか、明け方か、あなたがたには分からないからである。36主人が突然帰って来て、あなたがたが眠っているのを見つけるかもしれない。37 あなたがたに言うことは、すべての人に言うのだ。目を覚ましていなさい。」
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目を覚ましていなさい
この日の福音でイエスは弟子たちにその時を「気をつけて、目を覚まして」待つように言われています。もちろん、ここで「目を覚まして」とは実際に眠らずに起きていることを意味しているのではありません。主が我々に求めていることは、日々、神の望みに目を向けながら、自分の欲に囚われず、他の人々のことを大切にしながら、働くことです。
自分に何が任されているのか、それを意識していないと、自分の欲のために、一時的なことに心が奪われ、表面的なことに目が奪われてしまいます。このような状態は、目を開けていても信仰の上では眠っていることになります。日常的に行っていることでも、その向こう側におられる神に顔をむけることで、より意味のある仕事になります。
イエスをお迎えするこの待降節に神のみ旨に従って働くことができるよう、その力を求め祈りましょう。