2022年8月7日 C年 年間第19主日 典礼について
第一朗読 知恵18・6-9
あなたは、反対者への罰に用いたその出来事で、わたしたちを招き、光栄を与えてくださった。
答唱詩編 詩編33・12+13、14+15、20+21
神の注がれる目は、神をおそれる者に、神の愛に希望をおく者の上に。
第二朗読 ヘブライ11・1-2、8-19
アブラハムは、神が設計者であり建設者である都を待望していた
福音朗読 ルカ12・32-48
そのとき、イエスは弟子たちに言われた。32「小さな群れよ、恐れるな。あなたがたの父は喜んで神の国をくださる。33自分の持ち物を売り払って施しなさい。擦り切れることのない財布を作り、尽きることのない富を天に積みなさい。そこは、盗人も近寄らず、虫も食い荒らさない。34あなたがたの富のあるところに、あなたがたの心もあるのだ。」
35「腰に帯を締め、ともし火をともしていなさい。36主人が婚宴から帰って来て戸をたたくとき、すぐに開けようと待っている人のようにしていなさい。37主人が帰って来たとき、目を覚ましているのを見られる僕たちは幸いだ。はっきり言っておくが、主人は帯を締めて、この僕たちを食事の席に着かせ、そばに来て給仕してくれる。38主人が真夜中に帰っても、夜明けに帰っても、目を覚ましているのを見られる僕たちは幸いだ。39このことをわきまえていなさい。家の主人は、泥棒がいつやって来るかを知っていたら、自分の家に押し入らせはしないだろう。40あなたがたも用意していなさい。人の子は思いがけない時に来るからである。」
41そこでペトロが、「主よ、このたとえはわたしたちのために話しておられるのですか。それとも、みんなのためですか」と言うと、42主は言われた。「主人が召し使いたちの上に立てて、時間どおりに食べ物を分配させることにした忠実で賢い管理人は、いったいだれであろうか。43主人が帰って来たとき、言われたとおりにしているのを見られる僕は幸いである。44確かに言っておくが、主人は彼に全財産を管理させるにちがいない。45しかし、もしその僕が、主人の帰りは遅れると思い、下男や女中を殴ったり、食べたり飲んだり、酔うようなことになるならば、46その僕の主人は予想しない日、思いがけない時に帰って来て、彼を厳しく罰し、不忠実な者たちと同じ目に遭わせる。47主人の思いを知りながら何も準備せず、あるいは主人の思いどおりにしなかった僕は、ひどく鞭打たれる。48しかし、知らずにいて鞭打たれるようなことをした者は、打たれても少しで済む。すべて多く与えられた者は、多く求められ、多く任された者は、更に多く要求される。」
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主の再来を待ち焦がれる
先週の福音の続きとして、イエスは自分の持ち物を売り払って富を天に積むようにと語りかけています。この世で得たものを手放すことに不安を感じるかもしれません。しかし、アブラハムは神に信頼しその不安を取り除き一人息子のイサクを差し出したので、神はその信仰心を認めイサクをアブラハムに返しました。
「腰に帯を締め、ともし火をともしていなさい」という教えは、この神に信頼するということのたとえと言えます。僕であるわたしたちは、いつでも神のために働けるように準備し、神がこちらをみていないと思っていても、食べたり飲んだり、この世の富を貪っていてはならないのです。困難が伴うかもしれませんが、それに耐えられるようにイエスは「恐れるな」と励ましてくださり、自らがお手本となられています。そのように勇気づけてくださるイエスに再び会えるということはどんなにか素晴らしいことでしょう。そう思えれば、常に身を整え愛の光を灯し続けることは喜びにもなります。
平和旬間の最初の主日に、教会が主の平和を求め希望で満たされるように、聖母マリアの取り次ぎを願いましょう。