2025年11月2日  C年  死者の日 典礼について

第一朗読  知恵3・1-6、9

神は焼き尽くすいけにえの献げ物として彼らを受け入れられた。

答唱詩編  詩編23・2+3、4、6

主はわれらの牧者 わたしは乏しいことがない。

第二朗読  ローマ8・31b-35、37-39

だれがキリストの愛からわたしたちを引き離すことができましょう。

福音朗読  ヨハネ6・37-40

〔そのとき、イエスは人々に言われた。〕37父がわたしにお与えになる人は皆、わたしのところに来る。わたしのもとに来る人を、わたしは決して追い出さない。 38わたしが天から降って来たのは、自分の意志を行うためではなく、わたしをお遣わしになった方の御心を行うためである。 39わたしをお遣わしになった方の御心とは、わたしに与えてくださった人を一人も失わないで、終わりの日に復活させることである。 40わたしの父の御心は、子を見て信じる者が皆永遠の命を得ることであり、わたしがその人を終わりの日に復活させることだからである。」

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終わりの日の復活

今日112日は「死者の日」です。この日、永遠の命へとわたしたちを招いてくださる神のいつくしみを想い、すでに神のもとに召された大切な家族、親族、友人を思い起こしながら、その方々とのつながりに感謝し、永遠の安息を祈ります。わたしたちの心から、失った大切な人、愛する人の存在は消えることなく、月日が経っても祈りとともに生き続けるでしょう。

今日の福音では、イエスとわたしたちとの深い関わりが語られています。イエスは、父である神の御心によってわたしたち一人ひとりを最後まで見捨てることなく、終わりの日に復活へと導いてくださると約束されました。

イエスを見て信じる者は、イエスによって「終わりの日」に復活し、永遠の命を得て神のもとに召されます。「死者の日」は、天に召された人々を記念するとともに、わたしたち自身の希望を新たにする日でもあるのです。

わたしたちも、福音のことばに耳を傾けながら、神の御心に沿って、神のもとへ召された人々に感謝と祈りを捧げましょう。彼らが永遠の安息にあずかれますように。

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