降誕節、ヨセフ年について
降 誕 節
主の降誕(12月25日)の「前晩の祈り」から、主の公現後の主日(2021年は1月10日)までが降誕節です。
教会の歴史の中で、「主の過ぎ越し」の記念に次いで行ってきた最古の祭儀が、降誕節に祝う「主の降誕と主の公現」の記念です。
降誕節の主な典礼は次のとおりで、祝祭日が続きます。
12月25日(金) 主の降誕(祭日)
26日(土) 聖ステファノ殉教者(祝日)
27日(日) 聖家族(祝日)
28日(月) 幼子殉教者(祝日)
1 月 1 日(金) 神の母聖マリア(祭日)
3 日(日) 主の公現(祭日)
10日(日) 主の洗礼(祝日)
尚、「主の公現」は本来1月6日ですが、日本では守るべき祭日でないため、1月2日から8日の間にくる主日に祝います。
いま、私たちはこれまでにない特別な日々を過ごしています。
主の降誕を祝い、救い主を遣わして下さった神への感謝のうちに、希望をもって、静かな祈りのひと時を持つように致しましょう。
ヨセフ年
2020年12月8日から2021年12月8日まで
教皇フランシスコは12月8日、聖ヨセフがカトリック教会の保護者として宣言されてから150年を迎えるにあたって、2020年12月8日から2021年12月8日を「ヨセフ年」とすることを宣言しました。
教皇は同日、使徒的書簡「パトリス・コルデ」(父親の心で)を発表し、イエスの養父としての聖ヨセフの優しさやあふれる愛、神からの召命への従順さ、父親としてあらゆることを受容し、創造性をもって行動した勇気、質素な労働者としての姿、目立つことがなかった生き方に触れています。聖ヨセフは「執り成しの人、苦難の時に支え、導いてくれる人」だと教皇は記しています。
使徒的書簡は福者ピオ9世教皇が1870年12月8日に聖ヨセフを「カトリック教会の保護者」と宣言してから150年を記念して発表されました。教皇フランシスコは使徒的書簡で、新型コロナウイルスのパンデミックが続く中で、聖ヨセフが示してくれているのは、日々の困難を耐え忍び、希望を示しているが、決して目立つことのない「普通の人々」の大切さだと強調しています。
[カトリック中央協議会ウェブサイトより]