2024年4月21日 B年 復活節第4主日 典礼について

第一朗読   使徒言行録4・8-12

ほかのだれによっても、救いは得られない

答唱詩編  詩編118・1+2、16+17、22+23

きょうこそ、神が造られた日、喜び歌え、この日をともに。

第二朗読  一ヨハネ3・1-2

わたしたちは御子をありのままに見る

福音朗読  ヨハネ10・11-18

そのとき、イエスは言われた。1011「わたしは良い羊飼いである。良い羊飼いは羊のために命を捨てる。12羊飼いでなく、自分の羊を持たない雇い人は、狼が来るのを見ると、羊を置き去りにして逃げる。(狼は羊を奪い、また追い散らす。)13彼は雇い人で、羊のことを心にかけていないからである。14わたしは良い羊飼いである。わたしは自分の羊を知っており、羊もわたしを知っている。15それは、父がわたしを知っておられ、わたしが父を知っているのと同じである。わたしは羊のために命を捨てる。16わたしには、この囲いに入っていないほかの羊もいる。その羊をも導かなければならない。その羊もわたしの声を聞き分ける。こうして、羊は一人の羊飼いに導かれ、一つの群れになる。17わたしは命を、再び受けるために、捨てる。それゆえ、父はわたしを愛してくださる。18だれもわたしから命を奪い取ることはできない。わたしは自分でそれを捨てる。わたしは命を捨てることもでき、それを再び受けることもできる。これは、わたしが父から受けた掟である。」

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羊を知る羊飼い、羊飼いを知る羊

今日の福音は「羊と羊飼い」のたとえが読まれます。当時、パレスチナの羊飼いは、夜になると自分の羊を共用の囲いに入れ、狼や盗人から守りました。羊飼いは自分の羊一匹一匹を見分けることができました。一方、羊のほうも、朝になって囲いを出る時、自分の羊飼いを知っていてちゃんとついていくのだそうです。

イエスは良い羊飼いとして、私たち一人ひとりを良く知っていて下さいます。羊である私たちの方もイエスが良い羊飼いであることを知っています。イエスは私たちがどのような状況にあっても、たとえ囲いの外にいても、ちゃんと見分けて声をかけ、導いて下さいます。しかし、他方の私たちは「主よ、あなたを知っています」と、どのような状況であってもはっきりとそのように言って、イエスについて行くことができているのでしょうか。時にイエスの声かけに気づけていないことはないでしょうか。

私たちが主に従い、主によって示された新たな道へ踏み出そうという意志をもって生きることができるよう、聖母マリアのとりなしを願いましょう。

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