田園11月号 巻頭言

田園11月号 巻頭言  兄弟の皆さん お元気ですか

ザベリオ・イドヤガ神父

 

主の平和!

皆さん、お元気ですか?やっと、皆様に連絡を取る余裕がとれました。連絡が遅れた理由は“トラックいっぱい”ありますが、ここに取り上げる必要はないと思いますので、省かせて頂きます。ただし根本的な理由を申し上げたいのです。連絡が遅れた一番の理由はパソコンを含む荷物が手元に届くまでに時間がかかったと言うことです。およそニケ月半以上かかりました。それにしてもきちんと全部着きました。感謝!

さて、修道院や羽田でのにぎやかな別れの時が終わって、およそ五〇年間すんだ日本から飛行機が飛び立ち、水平飛行に入った途端、眠ってしまいました。疲れていた!

パリには朝方の三時半に到着し、乗り継ぎの九時までウロウロしていましたが、正直に言うとヨーロッパに着いた喜びをあまり感じられませんでした。BILBAOに到着すると弟と甥が出迎えに来てくれていました。生まれた家に着いてから、少し感激して、落ち着くことが出来ました。すぐに両親の墓に行って帰国の報告をしました。以上のこと旅に関連することです。

その後休みや書類の問題‥まず、ニケ月間は、自分の生まれた家を自分の落ち着いた“巣”にして過ごすようにしました。しかし着いた途端に管区全体の勉強会が一週間行われました。でも、それに参加させて頂いて、初めて多くの兄弟に会うチャンスにもなりました。その後は海に行ったり、色々な山に登ったりと、楽しく過ごしました。故郷でゆっくり過ごしながらも同時に色々な書類の問題もありました。嫌になるほど疲れました。たとえば一台の車を頂くために、何回も何回も色々な事務局を訪問しなければなりませんでした。

これから属する修道院と仕事‥いま現在属している修道院は、なかなか良い修道院で、七人の兄弟と一緒に生活しています。でも生まれたところが10キロしか離れていません。近すぎる・・・!仕事は主に二つにあります。

ひとつは、田園調布と同じように、毎朝、シスターのところや老人ホームなど色々なとこに行ってミサを捧げています。

もうひとつは、なんと、三つの教会の主任司祭に任命されました。もう一人のお祖父ちやんの神父と一緒に活動しています。結構大変なことです。お祈り下さい!毎日曜日三回ミサを捧げています、しかも別々の場所で。まだまだ“負けるもんか!”叫ぶ力が湧いてきません・・・

そのほかにも色々な講話や講演の仕事があるだろうと思います。

以上をもちまして、だいたい私の今の生活の流れです。奇跡なし!

ところで、管区長様をはじめ、田園調布の兄弟やなつかしい信徒の皆様はいかがでしょうか?何よりも、兄弟たちをはじめ、皆様には深く感謝しています。多くの方のお顔が浮かび上かってきます。田園調布を一生忘れません。

皆さん、元気で、キリストの国と父である神の栄光のために頑張って下さい。楽しく、明るく、深く!お元気で。

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