2023年5月28日   A年   聖霊降臨 典礼について

第一朗読   使徒言行録2・1-11

一同は聖霊に満たされ、話しだした。

答唱詩編   詩編104・1b+24、29+30、31+34

神よ、あなたのいぶきを地のおもてに。

第二朗読   ガラテヤ5・16-25

霊の結ぶ実

福音朗読   ヨハネ20・19-23

19その日、すなわち週の初めの日の夕方、弟子たちはユダヤ人を恐れて、自分たちのいる家の戸に鍵をかけていた。そこへ、イエスが来て真ん中に立ち、「あなたがたに平和があるように」と言われた。20そう言って、手とわき腹とをお見せになった。弟子たちは、主を見て喜んだ。21イエスは重ねて言われた。「あなたがたに平和があるように。父がわたしをお遣わしになったように、わたしもあなたがたを遣わす。」22そう言ってから、彼らに息を吹きかけて言われた。「聖霊を受けなさい。23だれの罪でも、あなたがたが赦せば、その罪は赦される。だれの罪でも、あなたがたが赦さなければ、赦されないまま残る。」

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「あなたが赦せば、その罪は赦される」

復活の主日から50日目にあたる今日は五旬祭と呼ばれます。第一朗読にあるように、この日、一つにまとまり祈っていた弟子たちの間に聖霊が降り、弟子たちはさまざまな国の言葉で語り始めます。これが教会の活動の始まりと言われ、今日はそのことを祝う日となります。

今日の福音は、遡って、イエスの死後、まだ家の中に閉じこもっていた弟子たちの間に現れたイエスが、聖霊の降臨と弟子たちの宣教活動について語った箇所が読まれます。

イエスが十字架にかけられたことで弟子たちは自分達も罰せられると恐れイエスとは関係がないと言って逃げていました。しかし、復活して現れたイエスはそのことを責めず「平和があるように」と語りかけ赦します。そして弟子たちに、外に出て人々の罪を赦すように求めます。罪とは神から離れる事で、その罪を赦すということは神との和解を意味します。それを拒否するのであれば神も和解を拒否し罪が赦されないということをイエスは伝えているのです。

わたしたちが人を赦し、神の御旨に従って生きていくことができるよう、聖霊に助けを願いましょう。

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