2023年11月12日   A年   年間第32主日 典礼について

第一朗読   知恵6・12-16

知恵を思って目を覚ましていれば、心配もすぐに消える。

答唱詩編   詩編63・2、3+4、5+6

荒れ地のかわき果てた土のように、神よ、わたしはあなたを慕う。

第二朗読   ①テサロニケ4・13-18

わたしたちはいつまでも主と共にいることになります

福音朗読   マタイ25・1-13

そのとき、イエスは弟子たちにこのたとえを語られた。1「天の国は次のようにたとえられる。十人のおとめがそれぞれともし火を持って、花婿を迎えに出て行く。2そのうちの五人は愚かで、五人は賢かった。3愚かなおとめたちは、ともし火は持っていたが、油の用意をしていなかった。4賢いおとめたちは、それぞれのともし火と一緒に、壼に油を入れて持っていた。5ところが、花婿の来るのが遅れたので、皆眠気がさして眠り込んでしまった。6真夜中に『花婿だ。迎えに出なさい』と叫ぶ声がした。7そこで、おとめたちは皆起きて、それぞれのともし火を整えた。8愚かなおとめたちは、賢いおとめたちに言った。『油を分けてください。わたしたちのともし火は消えそうです。』9賢いおとめたちは答えた。『分けてあげるほどはありません。それより、店に行って、自分の分を買って来なさい。』10愚かなおとめたちが買いに行っている間に、花婿が到着して、用意のできている五人は、花婿と一緒に婚宴の席に入り、戸が閉められた。11その後で、ほかのおとめたちも来て、『御主人様、御主人様、開けてください』と言った。12しかし主人は、『はっきり言っておく。わたしはお前たちを知らない』と答えた。13だから、目を覚ましていなさい。あなたがたは、その日、その時を知らないのだから。」

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「目を覚ましていなさい」

典礼は今日から「終末主日」と呼ばれる期間に入り、福音ではマタイ福音書2425章の「終末の教え」が読まれます。今日はその最初の箇所で、結婚式を例に終末に向けた準備の大切さを教えています。

当時、ユダヤの村での結婚式は夜中に行われました。花嫁は介添えする友人とともに自宅で花婿の迎えを待ち、花婿が到着すると一緒に花婿の家に向かい結婚式に臨みます。夜中なのでこの道を照らすために布に油を染み込ませ火を灯すので、火が消えないように十分な油を用意しておく必要があります。

この譬えに出てくる5人のおとめは十分な油を用意していましたが、5人は油の用意が足らず慌てて買い足しに行き、結婚式に遅れ中に入れてもらえませんでした。

油は愛を表しています。天の国への道を照らすには愛が必要で、その愛を絶やすことなく持ち続けなさいとイエスは教えています。そしてそれは誰かが代わりにできることではありません。油は分けあたえられないのです。

わたしたちは、日々、自ら人を愛することで油を蓄えておく必要があるのです。「目を覚ましていなさい」というイエスの言葉はそのことを意味しています。

隣人を愛し、主の再来に備えることができるよう、聖母マリアの助けを願いましょう。

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