2022年5月29日 C年 主の昇天 典礼について
第一朗読 使徒言行録1・1-11
イエスは彼らが見ているうちに天に上げられた。
答唱詩編 詩編47・2+3、6+7、8+9
主はのぼられた、喜びの叫びのうちに。
第二朗読 ヘブライ9・24-28、10・19-23
キリストは天そのものに入られた。
福音朗読 ルカ24・46-53
そのとき、イエスは弟子たちに言われた。46聖書には「次のように書いてある。『メシアは苦しみを受け、三日目に死者の中から復活する。47また、罪の赦しを得させる悔い改めが、その名によってあらゆる国の人々に宣べ伝えられる』と。エルサレムから始めて、48あなたがたはこれらのことの証人となる。49わたしは、父が約束されたものをあなたがたに送る。高い所からの力に覆われるまでは、都にとどまっていなさい。」
50イエスは、そこから彼らをベタニアの辺りまで連れて行き、手を上げて祝福された。51そして、祝福しながら彼らを離れ、天に上げられた。52彼らはイエスを伏し拝んだ後、大喜びでエルサレムに帰り、53絶えず神殿の境内にいて、神をほめたたえていた。
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証人としての使命
本日のミサの第一朗読の使徒言行録にあるように、イエスは復活されてから40日後に天に上げられました。そこで、典礼歴としては復活祭の40日後、復活節第6木曜日に主の昇天を祝うこととなっていますが、この日が平日となる日本では、主日に祝うこととしています。
イエスが昇天された日を境にして、宣教活動はイエスから使徒に、そして、私たちに受け継がれます。イエスは弟子達に、聖書に書かれていること、罪の赦しを得させる悔い改めが宣べ伝えられたことの証人になるように求めます。
同じようにわたしたちも、主日ごとに罪を認め悔い改め、イエスが宣べ伝えたことが確かにそうだと受け取ってもらえるように、日々の生活の中で振る舞うことが求められています。これは簡単なことではないかも知れません。しかし、わたしたちを友と呼んでくださる方が天に上って神と同じ高みにおられ、また使徒言行録1章8節にあるように、聖霊がわたしたちに力を授けてくださいます。
主に信頼し、日々の生活を通して福音を宣べ伝えられるよう、聖霊の力を願いましょう。