降誕節、ヨセフ年について

主の降誕(1225日)の「前晩の祈り」から、主の公現後の主日(2021年は110日)までが降誕節です。

教会の歴史の中で、「主の過ぎ越し」の記念に次いで行ってきた最古の祭儀が、降誕節に祝う「主の降誕と主の公現」の記念です。

降誕節の主な典礼は次のとおりで、祝祭日が続きます。

1225日(金) 主の降誕(祭日)

26日(土)  聖ステファノ殉教者(祝日)

27日(日) 聖家族(祝日)

28日(月) 幼子殉教者(祝日)

1 1 日(金) 神の母聖マリア(祭日)

3 日(日)  主の公現(祭日)

10日(日) 主の洗礼(祝日)

尚、「主の公現」は本来1月6日ですが、日本では守るべき祭日でないため、1月2日から8日の間にくる主日に祝います。

いま、私たちはこれまでにない特別な日々を過ごしています。

主の降誕を祝い、救い主を遣わして下さった神への感謝のうちに、希望をもって、静かな祈りのひと時を持つように致しましょう。

ヨセフ年

2020128日から2021128日まで

 教皇フランシスコは128日、聖ヨセフがカトリック教会の保護者として宣言されてから150年を迎えるにあたって、2020128日から2021128日を「ヨセフ年」とすることを宣言しました。

 教皇は同日、使徒的書簡「パトリス・コルデ」(父親の心で)を発表し、イエスの養父としての聖ヨセフの優しさやあふれる愛、神からの召命への従順さ、父親としてあらゆることを受容し、創造性をもって行動した勇気、質素な労働者としての姿、目立つことがなかった生き方に触れています。聖ヨセフは「執り成しの人、苦難の時に支え、導いてくれる人」だと教皇は記しています。

 使徒的書簡は福者ピオ9世教皇が1870128日に聖ヨセフを「カトリック教会の保護者」と宣言してから150年を記念して発表されました。教皇フランシスコは使徒的書簡で、新型コロナウイルスのパンデミックが続く中で、聖ヨセフが示してくれているのは、日々の困難を耐え忍び、希望を示しているが、決して目立つことのない「普通の人々」の大切さだと強調しています。

[カトリック中央協議会ウェブサイトより]

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