田園8月号 巻頭言
田園8月号 巻頭言 初めまして
協力司祭 ルドヴィコ茨木小平正寿神父
わたしはこのたび、田園調布教会に協力司祭として着任しました小平神父と申します。東京の世田谷の瀬田に生まれ、瀬田で育ちました。九歳のときに初めてフランシスコ会の司祭に出会い、召命に向けての小さな芽生えをいただきました。
地元の二子玉川小学校に通った後は、九段の暁星中学・高校へと進み、早稲田大学卒業のあと、すぐに神学校に入りました。
わたしの修道名はトマス・ダ・コリというローマ管区のフランシスコ会士で、ずっと福者でしたが一九九九年十一月二十一日に故聖ヨハネ・パウロII世教皇によって聖人の位に挙げられました。それから一カ月後に奇跡的にヴァチカンから招待を受け、教皇様との個別謁見の恵みを受けました。
今までの動きを簡単に述べますと一九七四年にフランシスコ会の司祭に叙階され、すぐにローマ教皇庁立アントニアーヌム大学院へ留学し、一九七八年に卒業、日本に帰国してからは一九七九〜一九八一年にかけて浦和で修練者にラテン語を教えました。
その後一九八一〜一九八三年まで中目黒教会で司牧、一九八三〜一九九六年は三軒茶屋教会で司牧の生活をしたあと、一九九六〜二〇一匹年五月まで六本木本部修道院にて翻訳や出版をしながら「癒しのミサ」を担当しました。そして、二〇一四年六月より田園調布教会の協力司祭としてこちらに移ってまいりました。
ここでわたしが翻訳・著作した書籍をご紹介いたしましょう。
著書:「あなたに神のやさしさを」「聖書一〇一の謎」「イタリア・アッシジからの伝言」
訳書:「エウカリスティア、過越の秘跡」「司祭の霊性」「父である神」「聖フランシスコの第二伝記」「聖フランシスコに語りかけた十字架」「聖フランシスコとその時代」「生誕教会包囲の真相」「SILVIA,COMPAGNIAMIA」(TRADUZIONEEREVISIONE DA P.THOMAS MASATOSHI KODAIRA..保田春彦名誉教授出版)ちなみに、私の父母の著書(遺稿集):「不入山山麓短歌集」「ああ、ふるさと東津野村」
さて、わたしが今までにお世話になり、わたしと深くかかわってくださった天国の神父様方をご紹介しましょう。ゲラルド・ピオトロスキー師、ダニエル・ロメリ師、ピンチ師、セラフィノ師、プルダン・モンフェット師、前川登師、ヘグリ師、ピルマン師、グットレーベン師です。また多くの信者の皆様のお祈りに支えられていることを心から感謝しています。
わたしは田園調布教会に来たばかりの新参者で、まだ右も左も分かりません。皆様どうぞよろしくお導きくださいませ。