2023年6月4日   A年   三位一体 典礼について

第一朗読   出エジプト34・4b-6、8-9

主、主、憐れみ深く恵みに富む神。

答唱詩編   ダニエル補遺・アザルヤ29、30+32、31+33

いのちあるすべてのものに、主は食物を恵まれる。

第二朗読   ②コリント13・11-13

イエス・キリストの恵み、神の愛、聖霊の交わりが、あなたがた一同と共にあるように。

福音朗読   ヨハネ3・16-18

16神は、その独り子をお与えになったほどに、世を愛された。独り子を信じる者が一人も滅びないで、永遠の命を得るためである。17神が御子を世に遣わされたのは、世を裁くためではなく、御子によって世が救われるためである。18御子を信じる者は裁かれない。信じない者は既に裁かれている。神の独り子の名を信じていないからである。

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父と子と聖霊の愛

 わたしたちは、四旬節から復活節という約3ヶ月間をかけて、イエスの受難、死、復活、昇天、聖霊降臨を祝ってきました。その次の週にあたる三位一体の主日には、この世界とご自分の被造物に対する神の愛の神秘が朗読されます。

 イエスはご自身を、この世を救うという御父の計画を成し遂げる存在として示し、断言します。「神は、その独り子をお与えになったほどに、世を愛された」(16節)。神が良いものとしてお造りになったこの世には、今や悪が横行し、わたしたちは皆、罪びととなっています。しかしそうであっても、神はこの世とわたしたち一人ひとりを愛しておられます。それは、ご自分の大切な独り子をお与えになるほどです。御独り子はいのちをささげ、復活し、御父のもとに昇り、御父とともに聖霊を遣わしてくださいました。だからこそ、三位一体の神は愛なのです。

 父と子と聖霊の働きに思いを巡らす今日、イエスの受難、死、復活、昇天、聖霊降臨をもう一度思い起こし、「神はわたしを愛しておられる」というメッセージを、深く味わいましょう。

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